市民による放射能測定室「森の測定室 滑川」スタート

市民による放射能測定室「森の測定室 滑川」がスタート。東松山市と同様のシンチレーション式放射能測定器を自前で購入。市民が持ち込んだ食料品の放射能測定を有料で行う。

本来、行政、国が行わなければならない仕事である。動かない国に業を煮やしての行動だ。年会費と、測定料金で維持管理、運営をしていくという。本当に頭が下がる。

運営しているのは、子ども・未来比企ネットワークの皆さん。若いママさん達が中心だ。

彼女たちの活躍は、市議会、市行政を動かした。給食の放射能測定をするための測定器の購入を市に求めるために署名活動を開始。5000近くの署名が集まった。

市議会も動いた。放射能測定器の導入を求める請願書が提出され、採択か否かをめぐり攻防が行われた結果、採択となり行政に対する後押しとなった。彼女たちの活躍がなかったら、未だ子どもたちは、放射能の不安を抱え、毎日、給食を食べていたことは間違いない。

いち早く、情報を集め、分析し、周知をはかり、啓蒙活動のために講演会を各地で開催し、ネットワークをつくり、行政に働きかけ、その結果、議会、行政を動かした。

そんな彼女たちが、市民測定室をオープンした。これは、是非、地域全体で応援するしかない。年会費制になっているので、是非、会員になって、彼女たちを応援していただきたい。

詳しくは公式サイト「森の測定室・滑川」をご覧ください。