政策研究発表会

 今日は、政策研究発表会を行う。マニフェスト選挙が定着しつつある。数値目標を入れた選挙公約は候補者の当選後の行動を縛るのは当然だ。有権者と候補者の約束だから。

 マニフェストも実行されなければ、その後の選挙でしっぺ返しを受ける。これがマニフェストの効果だと思う。

 だから具体的な数字を極力避け公約という、あいまい抽象的な表現で候補者は戦ってきた。たしかに、市議会議員の場合、一人では公約を実現するのは困難である。しかも数値目標、達成期限を盛り込むとなると、これはほとんど実現不可能になる。

 ただ、市議会議員選挙の場合でも、会派でマニフェストを作成し、実行に向け努力することは可能であろう。会派というのは、国会で言えば派閥のようなものだ。ただ、この法的な根拠は不明である。政党単独で会派を組んでいる場合は分かりやすい。共産党さん、公明党さんのように、公の政党が市議会内で会派を構成している場合は、主義主張は国と変わらない。

 それ以外の会派は保守系会派といい、大体が自民党を応援する人たちが集まり、会派を形成していることが多かった。最近では、民主党の会派も増えていると思う。東松山市では民主党の会派どころか、民主党公認の議員はいない。これから少しづつ出てくると思う。

 今回、政策を作ったが、これは平成維新の会と市民の仲間で作ったものである。まだ、完成品ではなく、皆さんのご意見を聞きながら完成させるものである。政策作成段階で市民参加することが政治に興味を持ち、政治に参加する切っ掛けになると思う。

 国の政治もそうだが、一人の政治家に任せきりにするのは危険であり、また限界がある。国の場合、大勢の話し合いの中でマニフェストが作成され、政権政党はその実現に努める。

 今回のマニフェストは、多くの市民のご意見を聞きながら、完成させ、それを実現させるために全力で努力する。夢の設計図である。東松山市の未来予想図にしていきたい。どんな絵が描けるか、楽しみだ。