鳩山町視察

鳩山町にデマンドタクシー・町内循環バスの視察に行ってきました。

6月の議会でも一般質問しましたが、今、市内循環バスの見直し、デマンドタクシーの実証実験の開始を前に、実際にすでに導入している鳩山町で、視察をさせていただいた。

鳩山町の方式は、東京大学方式であり、東京大学のシステムをクラウドシステムで導入しているものであり、前回の質問で参考にしてほしいと要望したものである。

その特徴は、システムをクラウドで借用していることで低価格で導入できることである。NTTなどのシステムを利用するのに比べ、低価格で導入できることが、その魅力である。全国各地に広がりつつあるシステムであり、その汎用性もひろい。

近場では、他に北本市が導入している。また鶴が島の診療所の送迎バスでも行っているとのことであり、北本市のシステムを視察することになっている。

私は、どんな方法でも良いが、どこからでも市民病院に30分以内で行けるようにしたいと思っている。工夫次第でいくらでもできると思う。

これまで、自動車教習所のバスを利用してはどうか、だとか色々な提案をしてきた。しかし、できない理由を並べ、議会の時だけ質問に答えて、それで終わる。その後、検討すらしない。だから同じ質問を何度もしなければならない。

市内巡回バスは、大岡コース、高坂唐子コース、野本コースの3コースあるが、一便平均3人しか乗っていないとのことである。空気を運んでいるだけなので『エアバス』と市民から称されている。

また、なんで東平はないのか、なんで街なかはないのか、交通空白地域をなくす取組みだというが、今あげたところも、交通空白地帯だ。行政は公平性が大事だが、行政サービスを行うことで逆に、不公平な結果となっている。その後、多少のコース変更や、野本コースの増設を行ったが、ないところとの不公平感はますます増大するばかりである。

形だけ『やってるよ』みたいな典型であった。しかし、ここで森田市長になってやっと『デマンドタクシー』の実証実験が始まろうとしている。大いに期待するのと同時に、市民の役に立つ『リアルバス』になるように、我々も頑張らなければならない。