丘陵 松風ホタル 発見

今、松風公園でホタルを観測。昨日は3匹ということだったが、結構な数のホタルを発見。

代表と協議の結果、10匹以上いたであろうが、少なめに10匹と記録。

昨日見たゲンジボタルと違い、松風ホタルはヘイケボタルであり、その輝きは弱い。

高く舞い上がることもないというが、結構高く飛んでいた。草はらに目を凝らすと、あちらこちらで光っている。『結構、いますね』正直な感想が、口からでた。

昨日、3匹ということだから探すのも大変だろうとおもっていたが、すぐその幻想的な輝きは見つかった。

ここが、大岡や唐子のようになるには、たくさんの時間と多くの人の手が必要であろう。

ホタルは基本的に人里を好む。人里は人にとって住みやすい環境であり、人によって手がけられた自然である。

昔は、森も間伐が定期的に行われ、その間伐材を薪にした。下草刈りが行われ、森の中まで光が降り注ぎ、落ちた種から新しい木々が育った。

しかし、今は森に手を入れる人もいなくなり、木は競うように上へ、上へと細く、高く、ひょろひょろと光を求め、伸び続ける。下草は伸び続け、密林となり、湿気を好む植物が覆い茂る。

全国的な問題である。ホタルの里づくりは、人里づくりである。