市民病院の給食提供で事故

市民病院で提供した食事で相次いで事故が生じた。患者さまや、市民にご迷惑をおかけしたことに対して、なんとも申し訳ないかぎりである。

今日、会派の代表者が集まる代表者会議で執行部から報告を受ける。卵とうふの容器の一部が混入したことと、サラダにアブラムシが付着していた、相次いだ事故に何故の思いが。

その前には賞味期限切れの乳製品の提供と3件立て続けの事故にその対応責任がこれから問題になる。

代表者会議で議長の提案で所管する厚生文教委員会で調査してもらいたいとのことで、代表者で同意。後日、委員会が開かれることとなった。

執行部からの報告・説明に対して質問。その呆れた実態が明らかになった。

混入した容器のかけらは、目視で簡単に発見できるほどの大きな破片であった。その大きさに、こんな大きいものが混入して、何故気がつかなかったのか。そんな疑問が浮かぶ。

アブラムシの混入についても、調理の際、レタスなどの葉物は一枚一枚、葉っぱを切ってから洗うことが決まっていたにもかかわらず、丸ごと洗っていたことが判明した。

また、業者である日清医療食品が2008年事故米を高齢者施設に提供したり、丸大食品のメラミンが混入した恐れのある菓子パンを施設に提供していたということが判明。

何故、このような業者を使っているのか。一般競争入札で入った業者であれば、そのような業者が入り込むこともあり得る。しかし、この業者は随意契約で入りこんでいる。非常に怪しい。

今後の対応が問題になるが、2008年に全国的に大問題となった事故を引き起こし、ノロウィルスによる食中毒も近年引き起こしている。そのような業者を使うこと自体問題であり、私は債務不履行による契約を打ち切ることが必要だと思う。

入院患者への影響、事業の継続を考えると、すぐには困難である。しかし、この業者は改善は不可能に思われ、今後、さらなる事故を起こしかねないことを考えると、すぐに契約を打ち切ることが必要だと思う。当然、その善後策を考えなければならないが。これは、あくまで私個人の考えであり、委員会ではそのような意見を述べさせていただくつもりである。

随意契約でこの業者を選んだ経緯についても調べなければならないであろう。

また市長、医師の先生、看護師、職員あげて市民病院の改革に取り組んでいた最中のことであり、誠に遺憾である。