平成24年度、東松山予算

一般会計総額は前年度262,7億円に対して、263.2億円。5千万円増。

国民健康保険、前年度91.33億円に対して104億円。なんと12.6億円増。

介護保険、前年度40.83億円に対して43.9億円。3億円増。

後期高齢者医療、前年度6.64億円に対して7.32億円。6.8千万円増。

これは大変だ。高齢化が進み医療費、介護費が増えるのは当然だ。しかし、この費用をそのまま放っておくわけにはいかない。

毎年、これらの経費は前年度比10%前後増額し続ける。これでは、どんなに消費税を上げようが、何をしようが将来息づまる。

無駄な経費を全て削って、公務員の人件費を削って、議員の定数を削って、あらゆるものを削っても、この現状を乗り切ることはできないであろう。

公務員の人件費は平成17年度51億円をピークに23年度48億円、24年度47.6億円と減っている。ここは、まだ切り込むことも可能であろう。

議員の経費は、議会費全て含めて23年度3億円、今年度2.8億円の2.5千万円の減。

全体の1.1%にすぎない。これだけで議会を運営し、全体の経費の全てをチェックし、市民に議会を公開する経費も含む。ここを削ることは、行政の好き勝手を許し、市民への公開経費を削ることになる。

議員の定数を削ることで浮く経費は一人削っても700万円程度である。ここを多少削っても効果は少ない。

それに対して、市民病院は前年度39億円に対して、今年度30億円。なんと9億円の減である。驚くことに。

これは凄い。ここまで良く切り込んだと思う。逆に言うと、今までてとにかくめちゃくちゃだったとしか言いようがない。

私は、市民病院について細かく質問を繰り返してきた。病院側は医師が減ったことにより、減収減益はやむをえないとの説明を繰り返してきた。

しかし、細かく分析すると明らかに、実情は異なっている。薬の購入費をはじめとする材料費が異常に高い。このことは細かく私の市政報告で書いている。他に人件費、光熱費などの経費も他の病院とくらべものにならない。

今回の病院の改革は、一定の評価はできる。しかし、その原因分析はめちゃくちゃだ。医師不足により減収減益と言いながら、この春、医師9人を減らす。たりない、たりないと言っていたのに。それだけあまっていたなら夜間休日の救急医療もやれたはずだ。まさに、税金の垂れ流しによる、無責任な経営が続いていた。

まずは、ここからだろう。