大野城市の取り組み

 大野城市の取り組みについては、参考になった。総合行政評価方式についての視察であったが、PDCAサイクルをフルに活用していた。行政の活動は、予算・執行・決算のプロセスをとる。予算については力を入れるが、決算については力はいれない。本来、決算はチェックとして重要な役割であるが、終わったものについて、厳しく内容をチェックするという当然のプロセスを行政はとってこなかった。
 仕分けが好評のようである。大野城市では同じようなことを何年も前からやっていた。決算と行政評価をリンクさせ予算編成に活かしている。行政評価の段階で市民、専門化が参加し、予算の編成過程が公開される。コンサルタントと財政課、担当課のやり取りが公開の下で行われる。まさに、仕分けだ。だいたい決算はやりっぱなし。決算と行政評価がリンクされていない。予算編成過程は公開されない。これが普通だ。大野城市では、この点についてクリアしている。非常に画期的だ。
 大野城市の特徴の一つとして、さらに職員の数が少ないことがあげられる。95000人の街で380人程度の人数でやっている。これは凄い。その結果、財政は非常に良かった。大野城市については、もう少し研究してみたい。