成人式に出席

 昨日、成人式が行われた。小学校の時の写真、中学校の写真、懐かしい写真がスクリーンに大きく映し出される。

 そのたびに歓声があがる。とても良い企画だ。先生のビデオレターもある。懐かしい恩師がスクリーンに登場。私も知っている先生、昨年は習った先生もいた。25年以上も前に習った先生だ。

 各中学校の校歌も流れる。昨年はどの学校も大きな声で歌っていた。今年はおとなしいのかあまり大きな声で歌っていなかった。私は北中の一期生なので、北中1年、松中2年行っている。当時北中の校歌はなかったので、北中の校歌は知らない。松中の校歌は歌える。白山中の校歌も知っている。いつ聞いても校歌は良いものだ。

 毎年、東松山の成人式は立派だ。自分たちで企画し実行しているからだろうか。自分達の成人式という感覚があるのかもしれない。

 数年前まで市長が3曲歌っていた。何か違和感があった。心に残る言葉を送ることが大切なのではないか。

 会場で教え子に会った。非常に嬉しかった。彼らの未来が輝かしいものになることを祈り、「またな」と言って別れた。

 同じ街に住んでいてもなかなか会えないものだ。高校に送り出す時もいつも気持ちは変わらない。シニアリーグの監督の時は、母校の試合よりも教え子の学校を優先し、必ず夏の大会だけは観に行った。

 いつかは、高校最後の試合が訪れる。その場に立ち会うときは、やはり目頭が熱くなる。

 最後のバッターがうちの選手の時はたまらない。全員の気持ちが彼の背中を後押しする瞬間だ。そんな場面も二度ほど遭遇した。バッテリーが教え子だったり、両チームに教え子がいるとき、これはもうたまらない。

 またレギュラーになった子と、ベンチに入れなかった子がいる時も複雑な気持ちだ。
いつも思い出すのが彼らとの最初の出会いだ。本当に小学校6年坊主で鼻水をたらしてくる。そんな子が卒業し、高校で活躍し、そして成人式で出会うと本当に嬉しい。今年は、あいつらに会えるかなと想い、成人式に出席する。今回も立派になった教え子に出会えた。