市民病院検討委員会。

市民病院検討委員会が開かれた。現地視察のあと、職員との意見交換。神島委員長の巧みに話術のせいか、現場の看護士さんの忌憚のない意見が聞けた。看護士さんの職場環境を整えることも大切だ。医師不足が問題にされているが、看護士の入れ替わりも激しい。職場環境に問題があるようだ。
 事務職員は把握しているのかどうか。彼らの無責任ぶりにはあきれるばかりだ。何度か書いたような気がするが平成18年清掃等の委託管理費が1億5千万円かかっていた。一般質問し、部長を呼びつけ何とかならないかと言ったら、翌年1億円になり、平成20年には8千8百万になった。それからである。入札制度に疑問を持ち始めたのは。部長に言えば、値段が下がる。ということは、部長がある程度、値段を決められる立場にあることがわかったのは。本来、入札制度が機能していれば、部長の力とは関係なく、自由な競争によって落札額が決まる。それが、何らかの力が働くことがわかったからだ。
 それからは、しつこく入札制度について質問を繰り返した。

 平成18年当時、事務職員の平均給与は715万円だった。それが、今、760万円に膨れ上がっている。人事院勧告で職員や、議員の給料が引き下げられた。それなのに市民病院の事務職員は、委託管理費を減らし、その分自分たちの給料を上げていたとは。自分たちでは経営改善も経費削減もできないくせに、給料だけはちゃっかり上げている。これは見逃せない。市民病院の事務職員のミスは多い。私は公表しなかっただけだ。病院長はミスを認めた。しかし、部長は認めず嘘をついていた。先に病院長が認めてしまったので、渋々部長も認めた。その時、市長にミスを公表しないかわりに、改革委員会を立ち上げることと、私も委員会に入れてくれ、と頼んだ。だから、1年目は入れていただいた。その後、外され、今年、代表者になったので、入れてもらった。よっぽど、私が入るのは嫌らしい。

 市民病院については、医師不足が一番の問題であるが、それだけではない。平均760万円の事務職員が18人もいる。前は、22人だったが、人数を減らした分、給料が上がっている。議会を丸ごと抱えているようなものだ。議員報酬は700万円にいっていない。
 非常勤だから当たり前かもしれない。しかし、委託管理契約一つとっても、議員の指摘がなければ、毎年、同じ額を計上する。総合管理業務だけでも、年間7千万円浮いている。これが、毎年、浮くことになるる。10年間で7億円だ。逆に言うと、今までこれだけの額をドブに棄ててきたのと同じだ。全て市民の税金である。