決算特別委員会。五日目。

 一般会計歳出決算の認定、五日目。内容は歳出のうち、消防費、教育費、公債費、予備費について。

特に教育費のうち、学校管理費について質問した。野本小学校で洋風大便器一箇所交換(339.675円)、松一小特別支援教室改修工事(782.166円)、新宿小多目的トイレ改修工事(5.512.500円)について、その内容を尋ね、現場確認の要請をした。10/1に現場視察に行くことになった。同じトイレでも、値段が大分異なるので、その点を確認するつもりである。

 ともに車椅子に対応できるとのことなので、野本小のトイレで良いのでは。一桁○が多いので、そこら辺を確認してみたい。

 一般会計の決算の認定が行われた(決算に反対か賛成か)。今回は、初めて決算の認定に反対した。その理由は、予算編成について、業者から見積もりをとり、そのまま予定価格として入札していた事件が発覚し、それに基づいて行われた予算執行であり、反対せざるを得ない。今まで、予算、決算について反対しなかったのは、その一部について不明確、説明に納得がいかない点があっても、その大部分については、職員が積算し、一つ一つ積み上げたものであると思われていたからである。しかし、今回、予算編成時点で、業者の見積もりをそのまま予定価格としていたことが判明し、その大前提が崩れた。
 
 また4月から新制度での入札が行われ、その効果が現れている。しかし、それ以前の決算は95%以上の平均落札率をはじめ、随意契約が多すぎる。随意契約だけでも20億円を上回る。このことは見過ごせない。

 さらに不明朗な土地の取得、交換が多すぎる。市が保有する未利用の土地について、その利用、処分について考えたり、指摘されている折に、目的が不明確な土地の取得、交換が何件かあった。大東文化大との土地交換、高坂丘陵地区の土地取得、野口精機との土地交換、いずれも取得目的が明確ではなく、土地取得後、その土地に箱物をたてようとしたり、そのまま塩漬けにして管理費だけがかかっている例がある。本来、土地の取得については、その目的が明確であり、その手段が最小経費で最大効果をあげる必要がある。この二点から、事業の取捨選択をすべきであるが、目的のない土地取得など行政行為として、ありえない。癒着等何かなけければ考えられない。私は、三つの土地交換・取得についてはいずれも、反対している。いずれも、今、問題になっている。当然だ。土地の取得目的が明確ではなく、取得時に説明を求めたが、いずれも説明できなかったからである。

 このようなこともあり、今回の決算の認定については、反対させていだいた。他に共産党の議員さんが反対していた。