感染列島
感染列島をテレビで視た。数年前、映画館で観て、衝撃を受け、すぐに鳥インフルエンザの本を買い、読んだ。
当時、まだインフルエンザに対する対策が不完全であったころ、この映画は示唆的な内容であった。とても強いメッセージを受け取った。
私は、すぐ東松山の保健所にインフルエンザ対策を何かやっているのか聞きに行ったが、今のところ何もしていないということであった。
その足で、県庁に行き、上田知事に本を渡し、対策をお願いしたことは、このブログでも紹介した。
すぐに上田知事から、読みましたとのフックスをいただいた。全国に先駆け、小学校にマスクを配布していただいたり、対応をしていただいた。
その後、本格的なインフルエンザ対策が国内で問題となり、空港での感染者チェックが厳しく行われた。政府、厚生労働省、関係省庁のいち早い対応は過剰との一部批判もあったが、対策が功を奏し、日本は感染が非常に少なかった。
あの時、マスコミで厚生省の女性職員がテレビでその過剰な対応で職員がまいっているとのコメントを堂々としていたが、たしかに職員は大変だったかもしれないが、もし、あそこまでやらなければ、大変なことになっていたであろう。
ニュース23でSFTSVというあたらしい新型ウィルスによる死亡者が出たらしい。マダニが媒介するウィルスのようだ。予防や治療方法はまだ何もないとのことだ。
たった一人、山口県で死亡者が出たということだが、今日の映画を観た方なら、その一人の怖さを十分ご理解いただけるであろう。
対策はtoo littie too lateにならないよう、すばやく十分な対応をしなければならない。
危機管理能力が問われている。