白山中学で立志式開催。


白山中学校で立志式が行われた。元服にちなんで、15才を祝い、自分の志や夢を明らかにすることで、おとなとしての自覚を持たせる行事である。今年で、第4回を迎える。毎回、すばらしい発表に感動する。自分の夢を明らかにし、今の現状を分析し、何が足りないか認識確認する。どうすれば、夢が実現できるのか、そのために今、何をすべきなのか、一人一人、何も見ず発表する。

 一人として、ミスをする子がいない。前日の練習では、止まってしまった子が何人かいたそうだ。今日は、42人の生徒が全員、自分の夢を、自分の言葉で堂々と発表していた。毎年のことだが、感動する。白山中学のイベントには、他にも素晴らしいイベントがたくさんある。体育祭の応援合戦、卒業式、いつもこころ洗われる。

 中学2年生という、ややもすると中だるみの時期にこのような緊張感のある行事をすることは、大変意義深い。将来の夢がある子、ない子、それぞれ考える機会となる。

 自分の中学2年の頃を思い出す。野球で、上尾高校に行き、甲子園出場が夢であった。その目標のために、自分で硬式野球のクラブチームを探し、遠くまで自転車で通った。一度も休んだことはなかった。高校受験の日の前の一度だけ、監督に受験で休みますと言った覚えがある。残念ながら、上尾高校野球部は諦めたが、松高野球部で良かった。松高野球部の全盛期であった。

 遠い昔である。でも最近のことのようだ。中学時代の友達と今でも、よく会っている。だからかも。当時の夢をかなえた人はいるのか。それぞれ社会で活躍している。シェフでテレビに出るくらい有名な友達もいる。バトミントンでオリンピックに出場し、今、全日本のヘッドコーチをしている友達もいる。
 
 白山中学校の子どもの夢で多かったのがパテシィエであった。今年は、野球選手がいなかった。昨年は、野球部が活躍していたせいか、野球について語る子が三人ほどいたが、今年はいなかった。そのかわり、バスケの話をしていた子が三人くらいいた。是非、夢を実現してもらいたい。

 時折、私も何のために戦っているのか分からなくなる。白山中学にくると、その答えがはっきりする。この子どもたちに、何を残すのか。借金や、産廃の山、不正だらけの行政政治、すべてを一掃したい。それだけだ。