9月議会閉会 決算特別委員会本格的審議始まる

9月議会が閉会した。今回は、特に反対議案もなく閉会。開会中から引き続き決算特別委員会の本格的な審議が始まった。

決算特別委員会は終わったことの審議であり、あまり意味がないという議員もいるが、ここでしっかりチェックしなければ税金が本当にきっちり使われたかどうか、チェックする場所がない。一般質問と違って時間の制限、回数の制限がないため、深く突っ込んで聞くことができる。

また、決算審議をして、それを次年度予算につなげることが望ましい。大いに聞くべきだ。

監査委員の意見陳述も冒頭で行われる。これに関しても質問が行われる。決算特別委員会での監査委員への質問は、控えるべきだとの意見が代表者会議で出された。

理由は、監査委員は専門家でないからだそうだ。もちろん、反論した。監査委員は本来専門家が就任しなければならない。専門的見地から、厳しくチェックしてもらわなけれりば困る。もっとも大事な仕事だと思う。

その仕事、職務をしっかり果たしているか、議員がチェックすることも必要だ。

これに対して、就任時点で議会が同意していることを理由に、聞くべきではないとの意見があった。しかし、就任時点では、その能力、適正は判断しかねる。1年たち、本当に適任なのか、聞いてみたいし、ちゃんとチェックしていただいているのかチェックが必要である。

さらに、決算特別委員会での委員の質問に対して、代表者会議という非公式の会議で、その委員の質問に制限を加えることは不当な制限としか言いようがない。代表者会議は万能会議でもなく、また意思決定機関でもなんでもないことを理解すべきだ。

そもそも質問すべき法的根拠があるから、やっているのであり、単なる慣習でやっているわけではない。

行政は法律による行政が大原則であり、憲法地方自治法行政法等、何らかの根拠法令がある。

時に悪しき慣習がまかり通っていることもあるが。

議員の議会活動に対する不当な制限に対しては断固として戦わなければならない。