内部被ばくに関する講演会に参加

肥田舜太郎氏の「原爆から原発まで、内部被ばくの怖さ」と題する講演会に参加。

先生は、自らも広島で被爆し、医師として被ばく者の治療にあたった方である。

被ばく者が、死に行く姿を見て、最初は原因が全く分からず、放射能による内部被ばくだとわかったのは、相当後になってからのことだったという。

生きている人の口が、真黒になり、ものすごい異臭を放つ。そして、頭の髪の毛がぼろっと抜け落ちる。

それを見て、その人が大声で泣き叫ぶ。そんな状況を目の当たりにし、まさに阿鼻叫喚、地獄絵のようであったであろう。

94才の先生の声は、しがれてはいるが、その声の響きは聞くものの心の奥深くに突き刺さる。

今こそ、伝えなければ、そんな迫力がひしひしと伝わった。

小さな子どもを連れたママさんが、たくさん来ていた。みんな心配で遠くから、また、市内から来ていたのであろう。

最後に先生が、ここに来ている人が一日ほんの少しで良いから、ここで聞いたことを他の人に話してほしいとのことであった。