白山中の卒業式に出席。

 白山中の卒業式に出席。本当に一年に一度、心洗われる時だ。卒業生から後輩達へ。後輩から、卒業生へ。本当に思い出や、感謝の気持ち、全てがたくさん詰まった卒業式であった。
 毎年、出席させていただくが、素晴らしい。特に、何かあるわけではない。素直な想いと、感謝、希望、そんな言葉では表現しきれない子ども達の想いが、大人の心までも感動させる。
 毎年、アンケートに書かせていただくが、『時々、自分が何のために戦っていてるのかわからなくなるが、ここへ来ると子ども達のために、まだ、やらなければならないと思う』と。
 私には、子どもはいないが、シニアリーグの監督時代は土日祝日は朝から晩まで。平日は毎日夜7時から9時まで、ほぼ毎日、子ども達と過ごした。ほぼ10年間だ。彼らが卒業する時には、本当に立派になり尊敬せずにはいられない。自信をもって高校へ送る。
 厳しい練習に耐え、自主性を兼ね備えたうちの選手は私の誇りだ。とにかく土日の練習は厳しく。平日は、バッティング練習にとことん付き合うが強制はしない。それが方針であった。
 勉強もさせた。バッターボックスでの集中力はグランドの練習だけでは養えないからだ。
 その卒業生と、この前、飲んだ。二十歳を超え、立派になった卒業生に再会し、酒を酌み交わす。大変だったけど、やってて良かったと思う瞬間である。彼も数年前、この白山中を卒業した生徒だ。